チーム設計に対応=プライベートクラウドで構成済み
株式会社CDC研究所(CDC研)のクラウドシステムは、独自の技術によりプライベートクラウド上にLSI設計開発に必要なチーム設計に対応した構造を作り上げています
パブリッククラウドで構成した場合との比較
対象セグメント | 必要サーバー機能 | システムでの役割(個別管理) | CDC研の構成(一括管理) |
利用会員全体 | 認証サーバ 兼 NTPサーバ | 認証/プロジェクト毎にアカウントを作成 | 物理マシーン (CDC研フロントエンド・ インターフェース) VM課金に含む OpenStackを活用 |
EoDサーバ | X画面転送 | ||
FTPサーバ | 設計データをローカル(PC)に転送 | ||
監査ログ/監視サーバ | お客様監査対策/各インフラの稼働監視 | ||
ログイン | 設計環境へのログイン | ||
プロジェクト管理 | 各Projectの管理 | ||
設計Project毎 | 共有Disk | 設計データ保管(バックアップ) DR/BCP |
|
CPUサーバ(実行マシン) | 実行CPU | 仮想マシーン(変動費) |
プロジェクト毎の設計環境構築
利用会員のアドミン権限を持つIDが自社のスタイルに合わせたプロジェクト環境を設定することが可能です。
No | 要求項目 | CDC研での対応内容 | 備考 |
1 | 設計プロジェクト間の共通データ(Lib等)共有 | 共通データ毎に設定可能 | ユーザ作業。 CDC研で請負可 |
2 | 設計プロジェクト間の固有データセキュリティー確保 | 同一設計プロジェクトユーザのみがアクセス 可能 |
ユーザアドミン機能で設定可能 |
3 | 設計プロジェクト内の設計データ共有 | ユーザアドミンにより制御可能 | ユーザアドミン機能で設定可能 |
4 | ディスクトップGUIをクライアント画面で表示 | WEBブラウザ上に表示 (タブの活用で複数画面に対応) |
追加ソフト(VNC等)不要 |
5 | インターネット通信時のセキュリティー確保(暗号化等) | SSL/TLSに対応 | ― |
6 | H/Wトラブル等によるデータの復旧 | 設計プロジェクト用ディスクはディフォルトで ミラーリング |
バックアップはユーザ責任 |
7 | 設計者ミス等によるデータの復旧 | プロジェクト向けに追加ディスクと スクリプトでバックアップ可能 |
ユーザ作業。 請負可 |
8 | ログインサーバ経由での仮想マシン(VM)アクセス | CDC研GUIからのVMアクセス | 特別なオペレーションなし |
9 | |||
10 | 他社クラウドサービスとのデータ共有 | 共有は不可 | ― |
11 | ユーザーデータのシンクロ化 | 設計プロジェクトディスク、追加ディスク間で 可。 ローカルPCとは無し |
ユーザ作業。 CDC研で請負可 |
12 | 設計プロジェクト間のH/Wリソース有効活用 | 作業に合わせた最適VMをユーザが 選択しJOB実行 |
JOB投入時にVMを選ぶ必要有り |
13 | 各種H/W課金情報の明細化 | ユーザアカウント毎にレポート可 | GUIで簡易確認。 毎月まとめ |
14 | 各種EDAツール使用実績(課金)情報 | ユーザアカウント毎にレポート可 | GUIで簡易確認。 毎月まとめ |
15 | 設計データへのアクセス情報の開示 | ファイルマネージャで管理、チェック可 | アドミン機能で確認可能 |
H/W課金は、使用VMとプロジェクトディスクのみ。 ネットワークアクセス(データ移動)、会員アドミン機能に対する課金はなし 利用会員内のアドミンは、会員での実施が基本。 ただしCDC研での請負も可能 |
処理内容 | CDC Admin |
Company Admin |
END User |
会社登録 | YES | ||
入金処理 | YES | ||
カンパニーアドミン登録 | YES | ||
カンパニーへのリソース割り当て(ディスク、マシン、ツール、IP) | YES | ||
課金、ディスク使用量、ジョブ実行状況確認(すべての登録会社) | YES | ||
プロジェクト登録(社内全プロジェクト) | YES | ||
プロジェクトメンバー登録(社内全プロジェクト) | YES | YES | |
プロジェクトメンバーへのリソース割り当て(社内全プロジェクト) (ディスク、マシン、ツール,IP) |
YES | YES | |
課金、ディスク使用状況確認(社内全プロジェクト) | YES | YES | |
プロジェクトメンバー登録(当該プロジェクト限定) | YES | YES | |
プロジェクトメンバーへのリソース割り当て(当該プロジェクト限定) (ディスク、マシン、ツール,IP) |
YES | YES | |
課金、ディスク使用料、ジョブ実行状況確認(当該プロジェクト限定) | YES | YES | |
ジョブ実行 | YES | YES | YES |
設計環境と料金
H/W課金は、使用VMとディスクのみ。 ネットワークアクセス、アドミン機能は課金ありません
項目 | CDC研での対応内容 | 金額(税前) | 備考 |
初期費用 | 利用会員登録料 | 10000円 | デポジットとしてツール、VM(仮想マシーン)、ディスクの使用料に振替 |
ディスク費用 | 500GB(ミラーリング有り) | 350円/日 | プロジェクト開始届けにより課金開始。 プロジェクト終了届けにより課金停止 |
ネットワーク使用料 | データ Up Load | 無料 | 転送データ量制限なし |
データ Down Load | 無料 | 転送データ量制限なし | |
仮想マシーン(VM) 使用料 |
アカウント毎 | 別表の通り | 同一アカウントで同じタイプのVMを使用時は、同時使用台数に関係なく一定 |
EDAツール使用料 | アカウント毎。 時間単価、 優先利用、占有利用 |
別表の通り | 秒単位で計測。 1時間未満は、切り上げ。 毎日0時に集計 |
VM、EDAツール 使用ログ |
アカウント毎。 利用会員毎 | 無料 | 簡易ログはアカウントより確認可能。 月初に前月分をCDC研から報告 |
ネットワークの セキュリティ |
クラウド環境接続後は、SSL/TLSを用いた暗号化実施 | 無料 | VNC、VPN等のリモート画像転送追加設備、設定不要 |
データバックアップ | 標準サポートなし | ― | 技術的には対応可能だが公開していない。 要応談(追加料金発生) |
チーム設計 | 可能(プロジェクトディスクの共通使用可) | 無料 | ディスク費用内 |
プロジェクト間 データ共有 |
利用会員レベルで領域有り | 無料 | 対象プロジェクトの制御は、利用会員レベルのアドミンが設定 |
他社設計者の招待 | 標準で可能(特別な装置不要) | 無料 | 利用会員会社からでアカウントを貸与し、PJへアサイン可能 |
他社設計者 アカウント制御 |
標準で可能(特別な装置不要) | 無料 | 会社レベル、プロジェクトレベルのアドミン機能で権限を設定可能 |
EDAベンダ エンジニアの招待 |
標準で可能(特別な装置不要) | 無料 | 利用会員会社からでアカウントを貸与し、プロジェクトへアサイン可能 |
EDAベンダ アカウント制御 |
標準で可能(特別な装置不要) | 無料 | 会社レベル、プロジェクトレベルのアドミン機能で権限を設定可能 |
H/W環境の活用
EDA利用会員自身で所有のライセンスサーバーを活用しCDC研究所の上に環境を構築することも可能です。 この場合の課金は、仮想マシーン(VM)とディスクの使用料金がメインとなりますが、CDC研究所が提供するEDAツールを使用された場合には、EDAツール分の料金も申し受けます